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研究テーマ・関心
視覚やイメージといった、言語に依らない思考のモードに興味があり、人間の視空間的な認知能力について研究を進めています。視覚記憶の性質や大規模空間の認知が現在までの主な研究テーマです。
Projects
質感の記憶
2013年〜現在
光沢感やざらつきといった質感情報は物体の認識や印象形成に重要であると考えられ、知覚的には人は細かな質感の違いをよく見分けることができます。他方で、質感を人がどの程度正確に記憶に残すことが可能なのかはこれまで不明でした。本研究では特に物体の光沢感に焦点をあて、人の質感記憶の性質について検討しています。
地形が空間認知とナビゲーションに与える影響
人の空間認知とナビゲーションにおいて、環境内の起伏という地形的要素がどのような役割を持つのかをデスクトップ型仮想環境を用いた実験により検討しています。空間認知手がかりの利用能力の個人差や性差について明らかにすることで、道迷いの原因やその解消方法を明らかにしたいと考えています。
視覚性ワーキングメモリ表象の精度と容量
2011年〜2013年
ワーキングメモリにおける視覚表象の精度と容量について、特に符号化のプロセスに焦点を当て研究を行ないました。物体の複雑性や提示時間といった要因を操作することにより、短期記憶表象の形成過程が漸進的に進行して行く様子を捉えることに成功しました。